岡山国際サーキット走行−26回目

2011年3月6日

今年初走行です。・・・・というのは前回の25回目の走行(2010年12月)で、RX-7(FD3S)のエキマニは割れるは、新品同様のリヤブレーキディスクはギタギタになるわで、こりゃかなりの重整備が必要ということで、福山のESTに入院することになりまして、RX-7(FD3S)ではサーキットを走れない状態でした。

と、先日 メイン車のBMW E46 320Mスポーツをわずか40万で叩き売って(その後72万円で売りに出てきましたw)、ポルシェ987ボクスター2.7L5MTを購入(中古)しましたので、それで走ってきました。

ボクスターは言うまでも無く、オープンカーで、適切な車載カメラの固定部位がなく、よって動画はありません。岡山国際サーキットを走った感想は、所詮ノーマル・・・という感じでした。以下。純正タイヤ、純正ブレーキ、純正サスペンションでの感想です。私のボクスターにはPASMなんて気の利いた装備はありませんで、電子デバイスは姿勢安定制御のみです。馬力は240馬力

  • 5速は使用しません。バックストレッチでも4速で十分
  • アットウッド、3速では登っていきません。2速に叩き込むべし。ペアピン後の中速コーナーも2速ですね〜〜〜。
  • 2.7Lのブレーキでは役不足です。15分の走行でエアを噛んで、ペダルが奥まで行きました。ブレーキ警告表示があったので、途中で走行中止しましたが、ブレーキの残量は十分あったので、エアを噛んでブレーキパット残量警告が誤動作したみたいです。ボクスターSの大容量ブレーキが欲しいですね(987後期では全車に標準装備?)。
  • 純正サスペンション。微妙な味付けですね。これ以上硬いと一般道で跳ねるし、サーキットでは、重心が高いというか、フニャフニャとまでは言いませんが、安定しません。フルバンプしてからは良いのですが、それまではヨッコラショ〜って感じです。
  • ストレートエンドのブレーキングで、ノーズダウブが大きすぎですねえ。ハードなブレーキをすると、リヤタイヤが荷重が抜けて跳ねてしまいます。ドンド〜ンって感じでね。
  • 気になった、アクセルペダルの不適切な配置ですが、サーキットを走ってみると、思ったほど不都合はありませんでした。操作しやすいとは、とても言えませんが、我慢できないほどではないと・・・・。
  • 時速60キロで走行中でも 1速にギヤが入ってしまうには閉口。ロック機構がないようです。これでクラッチを離したら飛んでいくよな〜って感じです。アブねえだろ。
  • 1-3-5速の横幅が接近していて、4速→5速といれたつもりで、3速にぶち込んで怖いです。アクセルペダルの件もあわせて、ポルシェを買うならMTではなくPDK(ツインクラッチのセミオートマ)にすべきでしょうね。
  • 15分間、ずっと全開走行でしたが、オーバーヒートの兆候は無し。冷却系のマージンは大きいようです。
  • 姿勢制御装置の介入は唐突で、露骨に制御が入っているのが判ります。制御はON−OFFできますが、制御ONの状態で出来るだけ制御が入らないように綺麗に走行させるのが一番タイムが良いようです。個人的にはもう少しマイルドに制御が入ると好ましいですが、制御はパルス的〜断続的に入るので、車の向きがフラフラしますね。外から見ていても制御が入っているのが判ると思います。
  • 制御をOFFにすると、普通の車〜〜〜〜って感じで、特にミドシップ特有のオーバーステアをコントロールし難い印象はありません。少なくともRX-7同等かと。
  • ノーマルサスペンションでは、ソフトすぎるので、車体の剛性が どうのこうのというのは感じません。特に車体が捩れる感じはないですね。立派です。
  • 2速と3速の間も離れすぎ。3-4速の繋がりもどうなんだろ、微妙。
  • ノーマルブレーキは、綺麗に減った感じで、白化していませんでした。さすがブレンボ?
  • エンジンは6000回転でパワー頭打ちな感じで、7000回転までは回す気がしないですね。
  • エンジン音ですが、サーキットに置いては、大人しすぎです。もっと官能的なサウンドが欲しいものです。
  • 室内ですが3重構造の幌のお陰で、思ったほどうるさくありません。

タイムは2分01秒フラットでした。

今後、ボクスターでサーキットを走るつもりは無いのですが、如何にポルシェといえども、ブレーキとサスペンションの強化は必須のように思いました。また240馬力は完全にシャシーが勝っています。最低限320馬力くらいは欲しいですね。