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バッテリー移動・アーシング

2005年02月21日 (月曜日) 1:21 am 更新

フロントの軽量化とエンジンルームをすっきりさせる目的でバッテリーをトランクに移設した。

バッテリー自体は簡単にエンジンルームから取り外すことができます。ケースはそのまま使用する予定でしたが バッテリーケースの底には凹凸があるので DIY店でアングル補強材を2つ購入して これを底にしてバッテリーを挟み込んで固定することにしました。悩むのがトランクへの固定です。カーペットを取るつもりはないし なるべく車体に手を加えたくありませんでした。色々考えましたが10mmの木材をカーペットの下に敷き(木材の車体への固定はリアシート背もたれの金具と共締めとします) カーペットを貫通させてアングル補強材を木材にネジ止めしました。縦置きにしましたが あまり後ろにずらすとテンパータイヤが取り出せなくなるので注意が必要です。

後はエンジンルームから電線を引っ張ってきて接続すれば良いのですが 電線はかなり太いモノが必要です。私はバス・トラック用の150A対応ブースターケーブルを使いましたがそれでも役不足なようです。ブースターケーブルは通常4メートルですがエンジンルームからトランクまで配線すると4mではわずかに足りず 圧着端子を使用してケーブルを延長しました。

ケーブルは助手席側のフロントインナーフェンダーをめくってバルクヘッドのグロメットを通して車内に引き込みますが ECU付近の配線を痛めないように注意が必要です。

バッテリーへの接続は市販のバッテリーターミナルを使わざるを得ないのですが 市販のバッテリーターミナルは背が高く バッテリーケースの蓋が閉まりにくくなります。

FD3Sのトランクですが 下に燃料タンク・テンパータイヤなどがあるため思ったより高い位置にあり トランクへの移設は重心を下げることには貢献しないと思います。一番好ましいのは助手席側の後部座席ですが先にも書いたように車体には手を加えたくないので見送りました。

(注意)

この状態ではバッテリーボックスにはヒューズが付いていない状態です。エンジンルームの純正のヒューズが生きていますが そこまでのケーブルがショートした場合は車両火災になる可能性があります。

ディーラー系の車検の厳しいサーキット走行会では クレームが付く場合があります。

追加

2001年

スピーカーケーブルでアーシングをしました。効果はないと思います。

2002年3月30日

5メートル100A対応のケーブルを使用して配線を強化しました。クランキングがかなり軽やかになりました。下に配線図を示します。

赤色が+12V 120アンペア対応線(継ぎ足しあり)
ピンクが+12V 100アンペア対応線(継ぎ足しなし)
青色がアース線です。

  1. バッテリー;純正同等サイズ 高めですがボッシュ製をお勧めします
  2. オイルタネーター
  3. エンジン
  4. ヒューズボックス;元々バッテリーがあった位置
  5. 燃料ポンプ
+12ボルトのラインは被覆の頑丈な製品を使ってください。線材が露出すると車体とショートして火災になります。またエンジンルールに引き込む際には 振動などで被覆が摩耗しないように工夫してください。