ブレーキディスク交換

走行5万キロ・サーキット走行十数回。ブレーキディスクに放射状に亀裂が出現してきました。

平野タイヤより通販でAPロッキード(デルファイ)のブレーキDISKを購入。純正パーツでも良いですが なんとなくロッキード。値段もそれほど変わりません。某社の格安DISKは新品購入時より歪んでいたという話もありますのでご注意を。

スリット入りの製品もありますが 私はスリット無しの製品を購入しました。

まずブレーキキャリパーを外します。裏側で17ミリのボルト2本で固定されています。かなり固いので力が必要。ブレーキホースを変形させないように注意が必要です。

ブレーキDISKは2本の皿ネジで固定されていますが このネジは錆びていて外しにくいと思います。無理に回して舐めてしまわないように注意してください。

  1. まず556等の潤滑剤を吹きかけて10分ほど待ちます。
  2. 金槌でタコ殴りにしてみましょう。運が良ければこれだけで緩んでくれます。
  3. それで駄目なら貫通ドライバーを差し込んで貫通ドライバーを金槌でタコ殴りにしてみましょう。
  4. それでも駄目なら写真のようにインパクトドライバーを使用してタコ殴りにしましょう。ちなみにかなり大きな金槌でないと効かないので 私は鉄ホイールで殴りつけました。インパクトドライバーは通販で2000円ほどで購入しました。
  5. それでも駄目ならエアーインパクトレンチを使用しましょう。私はエアーツールは持っていないので 近所のショップにお願いすることにします。
  6. 皿ネジを外してもDISKが取れない場合は 指さしているネジ穴に適当なボルトをねじ込んでください。それで外れます。

  7. 新しいDISKを取り付ける際に 皿ネジは取り付ける必要はありません。取り付けても良いですが 次回また外すのに苦労します。そのままだとDISKがぐらぐら動きますが ホイールを取り付けるとホイールナットでしっかり固定されます。

ブレーキDISKの裏には 異物が挟み込まれるのを防ぐ 金属板があります。これを外すとブレーキ冷却性能が向上します。金属板を外すためには 真ん中に見える白い金属キャップをマイナスドライバーで外して中にある巨大なボルトを緩め ハブとナックルを取り外す必要があります。

結構大変な作業ですので 私は写真の状態でプライヤーとベンチで金属板を挟み込んで 引きちぎってしまいました。

交換したブレーキDISKです。新品の場合は表面に錆止めの油が塗ってあるので シンナーや灯油でふき取って使用してください。

新品DISKとある種のサーキット用ブレーキパットは非常に相性が悪いので 一番最初は町乗り用のパットであたりを付けた方がよい場合もあります。

一般道を500キロほど走行してやっとブレーキパット全面がDISKに接触するようになりました。

ブレーキディスクも消耗品です。サーキットを走ると フロントはクラックが入り最後には割れてしまいます。リヤはクラックはあまり入りませんが,歪むことが多くブレーキング時の振動の原因となります。
割れたディスク

ブレーキディスクの表面がレコード上になるのはある程度は仕方ないですが サーキット走行で短時間の間に傷が付く場合は ブレーキパットの使用温度域があっていないのが原因です。
ストリート用パットでサーキットをハードに走るとそうなることが多いようです。


上下写真
左から順に マツダ純正・RG製・デルファイ製
マツダ純正は全体に錆止めの塗装がしてあります。RG製は非常に堅い材質のようです。

マツダ製 28000円  
RG製(CV鋳鉄6本スリットタイプ) 30500円 YAHOOオークション
デルファイ製(スタンダード) 19500円 YAHOOオークション

一部に”熱処理済み” という製品もありますが 熱処理にもピンきりで色々あるのでよく調べてご購入ください。


DIXCEL製のリアディスク