ブレーキパットの印象

ブレーキパットは消耗品なので その時に格安で入手した製品を随時使用しています。サーキットでは常に予備のブレーキパットを準備しておきましょう。

以下のインプレッションは市販ラジアルとの組み合わせです。Sタイヤとの組み合わせは また違ったものになると思います。

2009年4月23日 更新

 

町乗り

コント
ロール

寿 命

サーキットだけでの
お勧め度

APロッキードZC

容易
良い
悪くないです

冷えているときはパットがDISKの表面をザーッと滑るような感じですが 熱が入るとその性格は消えます。耐熱性は良好で 制動力は普通でエンドレスCC−Mと比較すると絶対的な制動力は一歩譲ります。

DISKへの攻撃性は低いです。寿命はProjectμHCチタン改より少し長いようです。残り2部山程度になっても結構使えました。今まで3セット使用しています。

  • 岡山国際サーキット30分4本で昇天

Projectμ
NR

不都合無し
容易
悪い
お勧めしません

元々N-3000という製品でしたが平成13年よりNRという名前に変わりました。サーキットで使用すると 真っ白く変色してしまいました。

  • 阿讃サーキット走行会半日で昇天

Projectμ
HC

容易
悪い
お勧めしません

HCチタン改と似ていますが こちらの方が摩耗が早いみたいです。ストリート用パットですのでサーキットでは使用しない方が良いでしょう。制動力は普通です。1セット使用。

Projectμ
HCチタン改

時々鳴く
容易
少し悪い
お勧めしません

これもストリート用パットでサーキット専用ではありません。
制動力は普通ですが 寿命はZCほど長くないです。コントロールは容易ですが ブレーキディスクがガタガタになることが多かったです。柔らかいパットです。
5セットほど使用しましたが今後はあまり使わないと思います。

  • 岡山国際サーキット30分3本で昇天
  • 岡山国際サーキット30分2本で 7部山が3部山に減りました。

Projectμ
N1-R

よく鳴く
困難
普通
一般にはお勧めしません

サーキット専用のパットですので町乗りでは鳴きが酷く 減りも早いです。サーキットでは制動力が強く安定していますが ロックしやすくコントロールが難しいです。ジャダーが出ることもあります。寿命は思ったほど長くありませんでしたがHCチタンより少しだけ良さそうです。DISKへの攻撃性はやや高いようです。ブレーキパットが白く変色していました。市販ラジアルタイヤとは相性が悪いようです。Sタイヤ専用と考えた方が良いでしょう。

  • 阿讃サーキット70周+岡山国際サーキット60分で昇天。

M's

評価不能
 非常に悪い
お勧めしません  

ProjectμHCと同じ摩剤らしいですが ジャダーもあり全くお勧めしません。ストリート用パットですのでサーキットは酷でしたが それにしても酷すぎました。制動力も不安定です。DISKへの攻撃性は低いです。

  • 岡山国際30分2本で昇天

SEI
CS

問題なし
容易
良い
お勧め

コントロール良好。気に入っています。効きはCC-Mの方が少しだけ良いかな?。寿命は少し短いが、HCチタン改よりは良好。

  • タカタサーキット138周と美祢サーキット20分5本で昇天。
  • 岡山国際30分3本で、残り3ミリ

Endless
NA-R

問題なし
容易
良い
悪くないです

コントロール良好で寿命も合格。気に入っています。効きはCC-Mの方が少しだけ良いかな?(廃盤になりました)

  • 美祢サーキット30分2本で5部山

Endless
CC-M

 

かなり鳴く
容易
良い
お勧め

鳴きが凄く町乗りで困りました。TIサーキット30分を6本で残り4から5部山と持ちは良好。ブレーキDISKへの攻撃性はやや高いようでした。効きは良いです。スチールファイバーがたくさん入っており 素手で安易に触ると手に刺さります。(廃盤になりました)

  • 岡山国際30分を6本で残り4から5部山

RG
(Racing Gear )
80R

時々鳴く
容易
良い
悪くないです

制動力の立ち上がりが速くロックしやすいと聞いていましたが許容範囲です。割と印象の良いパットでした。

  • 岡山国際30分4本走行プラス町乗り1000キロ後でも3から4部山程度
  • タカタサーキット40周と美祢サーキット30分2本で昇天
Endless
CC-R
問題なし
容易
良い
悪くないです
CC-Mの後継製品のようですがCC-Mとは 材質・使用感ともかなり違います。NA-Rに近い印象です。コントロール性が良く一般に薦めれる製品だと思います。
GRAD
試作PAD
問題なし
容易
良い
悪くないです
試作パットなので ここで取り扱うのは間違いかもしれませんが・・・。
外観はCC-Mに似ていますが CC-Mのようにスチールファイバーは目立ちません。鳴かないCC-Mという印象でした。

私は使用しませんが サーキット最速だけを希望する場合はPFCを選択してください。
ただし高額でディスクなどのメンテナンス費用も高くつきます。

同じパットでも、Sタイヤと市販ラジアルで随分印象が違います。