FD3S バンパー交換

5型バンパー交換

RX-7(FD3S)の外観には1型から4型まで余り変化がありません。
厳密にはリヤのテールランプが丸形になったり(4型)・フロントナンバープレートの取り付け方が変更になったり(2型)・リヤスポイラーが変更されたり(3型)しているが区別がつきにくいのではないでしょうか?

280馬力となった平成11年1月からの5型RX-7では、懸案だった冷却系の弱点を直すためフロントスポイラーが大幅に変更されております。それに伴いリーンフォースメント(インナーバンバー)・エンジンアンダーカバー・ブレーキ冷却ダクトなどが変更されています。

5型バンパーナイトスポーツのタイプ-1のバンパーを装着予定であったが 平成10年8月頃の問い合わせ時には品切れで再生産の意欲はあるが具体的な予定は未定であった。RE雨宮などのバンパーの装着も考えたが あまり下品でなく・冷却機能もアップしそうな製品というと10万円以下では思い当たる製品は無かった。

そうしている内に”某社の製品は全然取り付け穴が合わない”とか”極薄ですぐに割れてしまう”という失敗談も耳に入り そのまま平成11年5月まで模様眺めの状態が続いていました。

MAZDA SPEEDのGTエアロキットのスポイラーも悪くないですが値段が高く(12万円)FRP製ですのですぐに割れてしまうだろうと考えて手が出ませんでした。ナイトの製品は今度からウレタン製になるかもしれず価格も10万円以下で開口部も非常に大きく気に入っていたのですが 半年待ちましたが再生産の話はなく 個人売買で5型の純正バンパーを4万円で売却していただく話がまとまりました。

純正バンパーの取り外しには他のホームページが詳しいのであまりここでは触れませんが 以外と簡単です。前方をジャッキアップして前輪を外します。車載工具でもジャッキアップできますがウマを噛ませた方が良いです。まずリップスポイラーを外します。それによってアンダーカバーとバンパーが分離されます。

タイヤハウスのカバー(インナーフェンダー)の前方の部分をプラスドライバーで外します。プラスチック製のネジで止めてありますが形状が数種類あります。またフェンダーの端との固定には木ねじが使用されています。インナーフェンダーは柔らかく めくりあげることもできるので完全に外してしまう必要はありません。するとバンパーとフェンダーの接合部分が見えます。ここは木ねじ1本と六角ナット3個で固定されています。木ねじはすぐに外せますが六角ナットは奥の方にあるのでちょっと難しいです。ラチェットレンチを使用して外します。ディープソケットの方が外しやすいでしょう。

 後はボンネットを開けてエアーガイドを外します。外すとバンパーと車体を固定している六角ボルトが見えますのでこれをを外します。またラジエター用の吸気口にも木ねじとピンがありますのでそれらも外します。

 この状態でバンパーを引っ張ると車体から引き抜くことが出来ます。無理に引き抜くとフェンダーが曲がってしまうので少しずつ引き抜いてください。

純正の5型以降のバンパーの値段は45000円ですが、新品は未塗装ですので塗装代として1万円以上必要です。
私が購入したのは5型の白のFDに装着されていたものですので塗装せずにそのまま流用しました。
車体への固定方法は変更ありませんので取り付けるだけならそのまま可能ですが 最低限必要なのはバンパーとコンビランプです。コンビランプは取り付け方法が変更になり内側に2箇所ネジ止めされるようになりました。(旧型は外側1箇所のみ)

FDのコンビランプはRAYBRIG製です。5型のコンビランプは片側15700円で電球・コネクターもセットとしてあります。
ただしハーネスはありません。旧型と5型とでは車幅灯は同じ形状のランプですが方向指示器は違う形状になっています。4型と5型とではコネクターとハーネスには互換性がありません。取り付け方法として下の3つを考えました。

  1. 車体側のハーネスをぶった切って5型のコネクターと接続する(5型コネクターの破壊必要でかなり困難)
  2. 4型のハーネス・コネクター・ランプのまま5型のコンビランプに無理矢理ねじ込む
    (5型のコンビランプに加工が必要)
  3. 5型のハーネスを買って来て5型のコネクター・ランプと接続。車体側のハーネスをぶった切って接続する
    (この時点でMY FDはバラバラになっていたのでいまさら不可能)

結局2を選択しました。5型のランプのコネクターは車幅灯4爪・方向指示器4爪ですが旧型のはそれぞれ4爪・3爪です。方向指示器に関しては同じ4爪ですが5型は取り付け穴が小さくなっています。

まず5型のコンビランプの方向指示器の穴を強引に広げます。私は金切り鋏を閉じた状態にしてねじ込んで回しました。旧型のランプ・コネクター・ハーネスは絶縁テープで固定!。

続いて方向指示器の爪の4つのうち1つを削って3爪の旧型のコネクターでも固定できるようにします。これはカッターナイフを使用して行いました。

その後ナイトスポーツから変換カプラーが発売されました。

ちなみに冷却系を含め 完全に5型と同じようにするには更に下記のパーツが必要です。
これに取り付け工賃とバンパー塗装料金が必要です。
ここには書いていませんがフォグランプ系統やフロントコンビランプのハーネスなども必要です。

パーツ名称

旧製品をそのまま
装着可能か
旧製品を加工して
同等の性能になるか
備考

リーンフォースメント

47,600円

かなり加工必要
強度的には劣る

コンビランプ・エアーガイドに伴う変更

フロントコンビランプ(RH)

15,700円

流用不可

ハーネスは別売り

フロントコンビランプ(LH)

15,700円

流用不可

ハーネスは別売り

バンパー

45,000円

新規購入必要
塗装必要

計(1)

79,000円

冷却性能を含めた変更(上記以外)

エアーガイド

3,740円

新設

フロントアンダーカバー

12,500円

流用可能
同等性能可能
2重構造から1重構造に

インタークーラーガイド

1,390円

流用可能

フレッシュエアーダクト

6,180円

流用可能
無理

オイルクーラーダクト(RH)

4,780円

無理
サイズ拡大

オイルクーラーダクト(LH)

4,780円

無理
サイズ拡大

インナーフェンダー(RH)

7,360円

流用可能
同等性能可能
放熱口追加

インナーフェンダー(LH)

7,360円

流用可能
同等性能可能
放熱口追加

バックプレート(RH)

3,990円

ブレーキディスク裏側の金属製の板です。冷却性能向上のため形状が変更されていますが 流用は可能です。
サーキットを走っている方は 取り外している方も多い。
これが無いと厳密には車検に通りません。

バックプレート(LH)

3,990円

計(2)

56,070円

以上は当時の定価です。
MAZDAの補修パーツは、
恐ろしい勢いで価格改定
されるので、
今はかなり高額になっていると思います。

(1)+(2)

135,070円


旧型のリーンフォースメントを加工するのは工具がなかったので無理。あきらめて取り外します。
フォグランプはリーンフォースメントに固定してあるのでフォグランプも除去する必要があります。
旧型フロントアンダーカバーは上下の2重構造になっており 上側は5型バンパーとは接続できません。
そのままでは空気抵抗になるような形状をしているのでタイラップで5型バンパーの取り付け穴と結んでしまいます。
下側は問題なく取り付けることが出来ます。ちなみに5型のアンダーカバーは軽量化のため1枚構造になっています。

用意したモノ

  • 5型バンパー
  • コンビランプ
 

手前より旧型のリーンフォースメント・旧型のバンパー・5型のバンパーです。
拡大されたバンパーダクトのため旧型のオイルクーラーダクトは 丸見えになってしまいます。
また後付けのホーンも吸気口から丸見えになってしまったのでエアクリーナー付近に移転しました。

純正のオイルクーラーはけっこうでかいバンパーを取ると格好悪い
うう バンパー取るとかっこ悪ー・・・

やる前

やったあと....

しまなみ海道 今治側SAにて



その後

  1. アンダーカバーを加工しました。
  2. サーキットでバンパー大破
  3. GT-Cバンパーとリーンフォースメントを 2001年オークラの中古在庫品を譲って頂き装着しました。
  4. ナイトスポーツのバンパーに交換
  5. 再度5型バンパーに交換。


タイヤバーストによって、バンパー破損。

 


マツダスピード GT-Cバンパーに交換

 



ナイトスポーツのタイプ2(?)バンパーに交換
絶版品です。ウインカーはMR2(SW20)のものを使用します。


2回目の5型バンパー(2009年2月〜)