触媒ストレートパイプ

更新 2008年9月30日 18:01

すべてのFD3Sに共通して言えることですが 触媒を除去すると大幅に吸排気効率が良くなるために ECUの書き換え/交換が必要になります。

メリットとしてはロータリーらしいサウンドと図太い中間トルク・軽量化などがあります。デメリットはもちろん車検不可になることです。

サイレンサーのない製品もありますが 一般の方にはサイレンサー付きの製品をお勧めします。

直管の触媒ストレートと板厚の薄いマフラーは 
組み合わせないでください。

中の音が外に漏れやすいので とんでもない爆音になります。

内径(注;直径ではない)は一般的には75ミリから80ミリが多いですが 専用マフラーとの組み合わせで直径90ミリとか100ミリと言った製品も存在まします。

車検などを気にされる方はknight sportsなどから発売されているメタル触媒を装着してください。それなりに吸排気効率が良くなります。メタル触媒でもエアポンプを止めると車検に通りません。

純正の触媒は従来からあるセラミック製で非常に重いうえに排気抵抗が大きく 排圧で中身が吹き飛んでグズグズになることもあります。

触媒を取られた後も エアポンプはそのままにされておくことをお勧めします。

なおこの種のパーツの使用については 色々意見があるとは思いますが ここで議論するつもりはないので省略させてください。 

交換方法

  1. 純正触媒から排気温度センサーを引き抜いて損傷しないように固定します。あるいは運転席シートの絨毯の下にカプラーがありますので そこを外すと排気温度センサーを車体から取り外すことが出来ます。外した後は 車体側のカプラーをショートしておいてください。
  2. エアポンプのホースを純正触媒から引き抜いてホース側に栓をして ミッション付近にバンドで固定します。栓をしないと走行時にシューシューと音がしてうるさいです。栓をする事による弊害はありません。
  3. リフトでなくウマで作業するときはフロアトンネルをまたぐ補強バーも外さないと触媒が取れません。
  4. マフラー側の固定ゴム(車体から吊してあるもの)からハンガーを引き抜きフロントパイプとマフラーのボルトそれぞれ2本を外すと純正触媒がはずれます。
  5. 一応ガスケットは交換してください。

以上 リフトで作業すると15分程度の作業です。
センサーの処理;上写真2のようにショートさせてください。1がセンサー側・2がECU側です。

ERC製(センターサイレンサー)

アニバーサリーから通信販売で中古のERC製のセンターサイレンサーという名称のステンレス製触媒ストレートを購入。

 新品価格は6万4000円だが中古で19000円+送料2600円。作りは非常に良く重さも純正触媒の1/2程度。
  排気温度センサーやエアポンプを取り付ける場所はない。内部はパンチングメタルのストレート構造。

巨大なサイレンサーの為 徐行時の排気音は純正触媒の時より静かになりました。エンジンを回すと触媒ストレートらしい音になります。あまりにも静かになったので売却しましたが 良い製品だと思います。板厚もあり好感が持てます。

メーカー不明 直管触媒ストレート

メーカー不詳で鉄製です。上がノーマル触媒・下がメーカー不詳の直管触媒ストレートパイプです。内径は76ミリ。

べべべっべえっべっべえーーーー!!!!ってかんじで フロントパイプ以降いきなり大気解放のようなすさまじい音です。15分の試走後 直ぐに取り外してしまいました。

マフラーにインナーサイレンサーを購入して装着したところなんとか町乗り出来る音量になりました。某氏にはN-1マシンとタメを張れる音と言われました。インナーサイレンサー付きでも5000回転から上はただ者でない音量と音質です。

内径が細いので売却しました。厚みも薄く軽い製品でした。板厚が薄いので音が漏れていたのでしょう。

フジタエンジニアリング製Sonic Pp

フジタエンジニアリング製です。当時フロントパイプも藤田エンジニアリング製ですのでなんとなく嬉しいです。内径80ミリ 定価は39800円。

ステンレス製で ほとんと直管ですが中間部分に膨張管があり 以前使用していた直管タイプに比べて僅かに静かなようです。

馬を噛ませて自分で交換する場合 写真左の補強バーを取り外した方がスムーズに交換できます。リフトで車体を高く持ち上げれる場合は 取り外す必要はありません。

 

長い間 この製品を使用していましたが 個人売買で メーカー不明の直管触媒ストレートを入手したので この製品は売却しました。

メーカー不明 ステンレス触媒ストレート

2001年7月より使用。Sonic ppより僅かに軽く肉厚も少し薄いようです。フランジ部分の厚みは十分です。サイレンサー・膨張管は無し。パイプの内径はSonic ppと同等でしょう。
音は意外とSonic ppの時と余り変わりません。

Racing Beat製触媒ストレート

サイレンサー付きの製品です。肉厚もあり溶接部分を見ても手がかかった製品です。内径は76ミリ。レーシングビートといえばアメリカのロータリーチューナーですが kgmとプレートが張ってあるので製造は国内のようです。

 

ワンオフ触媒ストレート

なぜワンオフなのか・・・よくわからないが オークションで見つけたので購入。
金がかかってそうです。内径は78ミリ。
とても軽量ですが、肉厚が薄いのでかなりの爆音です。



R-Magic製、サイレント触媒ストレート
とても静かです。珍しく新品で購入。

サイレンサー付きの触媒ストレートは新品の方がいいですね。過去いろいろな中古品を購入しましたが、(ここには記載していませんが)中古品の殆どがサイレンサー部分のグラスウールが吹き飛んで、カラカラになっていました。