エンジンブロー(2回目)

2003年9月

YORINO-GP参加 サーキットランセンス枠も走行

結果エンジンブロー・・・・。詳しくはこちら

思えばこれが悪夢の始まりでした。

 

エンジンの修理だが 散々迷った挙句 関東地区の某ガレージにお願いした。 ショートエンジンを送ってもらって乗せ変えた。

なぜエンジンをオーバーホールしないかといわれたら そこまでのパワーが必要ないからという返事になる。 オーバーホールするならポートを削らないともったいない。オーバーホール料金のうちポート加工代金は微々たる物だが その後のインジェクター・燃料ポンプ・クラッチの総交換というメニューが必要になるので今回は見送った。

現在の400馬力仕様でも 体感的にかなりのパワーだしクラッチも限界(ナイトスポーツ センターフォースディアルフリクション)だしね。

 


群馬県某ガレージより届いたショートエンジン。アペックスシールはFD3S-6型以降に採用された2分割タイプにしてもらった(下記注釈参照のこと)。ローターハウジングは勿論新品を採用。

(※当時はアペックスシールが3分割から2分割に変わったばかりで、2分割の方が対ブロー性がよいのでは?と考えられていた為。実際のところは、2分割は熱による歪が大きく、ブローしやすいようで、そのことがわかったのは、もう少し後のことです)

オーバーホール済みリビルトショートエンジンは 23万円

後ほどとんでもない事実が判明します。乗せ変え工賃は以下参照

エンジン脱着   106,000
マニホールドG/K  680
マニホールドG/K 1,460
マニホールドG/K  5,150×2  10,300
スロットルボディG/K 800
ソレノイドバルブG/K 260
ウォーターポンプG/K 420
ガスケット100×4 400
ガスケット100×2 200
ジョイントパイプG/K 5,330
Oリング 370
タペットシーリングワッシャ80×2 160
メータリングオイルG/K 330
オイルインレットG/K 300
オイルアウトレットG/K 300
エアコンベルト5PK780 2,690
ウォーターポンプベルト 4,210
クラッチレリーズB/G 5,500
ミッションフロントオイルシール  240
エンジンオイル1,280×4.3 5,504
オイルフィルター(マグパワーホワイト) 2,000
ミッションオイル2,970×3.3 3,300
プラグ 4本   (N/C) 2,900(税込)
下取りエンジン発送料     
小計 160,155
消費税  7,863
合計 168,018円

 

チョイ限界のクラッチ
(ナイトスポーツ輸入;アメリカ センターフォース社製)

やっぱりタービン交換したFDにはキツイようです。元々製品の対応が400馬力程度なので少し心配はしていたのですが・・・・。

体感は出来ない範囲ですが 少し滑っているようで それにより影響が出始めているようでした。


フライホイール及びクラッチカバーのフェーシング部分に
酸化状態が見られます。
よって、摩擦熱によるものと思われます。
すぐに換える必要はないと思いますが・・・。

摩擦材のセット高さは、充分あります。このクラッチは2000年6月から使用していますが 耐久性はかなりあるようです。

フライホイールの表面はこんな感じ

 センターフォースというメーカーのクラッチシステムは、カバー圧着力によりポンピングロス(伝達ロス)をなくして出力を駆動系に伝達するタイプです。
フェーシング材自体で摩擦係数を稼いでいるタイプではなく シンタードメタル系に比べて、摩擦材自体のμは低めとのことでした。

長期間の使用を望まれるのであれば、最近よく出回っているフライホイールとのセットのメタルフェーシングを採用したツインプレートクラッチを薦められました。

半クラッチ操作の良好な製品として小倉クラッチ(ORC)の製品を薦められましたが 少し事情がありそのままセンターフォース製を継続使用することにしました。

マフラーは RE雨宮の94ミリのドルフィンテールマフラーを引き続き使用したが なんかうるさくなってきたので売却,藤田エンジニアリングのソニックRという製品を選択.



しかし このエンジンは1500キロで死んでしまうのでした.
藤田のマフラーは10キロほどしか 使いませんでした.30分くらいかな・・・・

この続きは エンジンブロー3回目をご覧ください