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初めに右の写真は取り外したノーマルECUです。4型のECUにはマスクROMとフラッシュROMのタイプがあるのですが私のはマスクROMタイプでした。 また下の写真は4型までの純正ECUの制御模式図です。非常に細かい制御をしているのがご理解していただけると思います。5型以降では”サーキットモード(連続高負荷モード)”が追加されています。 マップ自体はPower-FCの方が広く V-PROはさらに広いようです。 |
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Power-FC
F-CON V-PROもフルコンですが エアコンなどのコントロールは純正ECUに頼っていますので純正ECUを取り外すことは出来ません。(その代わり汎用性があります) Power-FCのMAPは純正ECUより広く燃料・点火時期ともに20×20のマップになっています。エンジン回転は400回転刻みでブーストは1.4キロまでデーターが入っています。エクセルショップの専用ソフトでこの辺は変更可能で ブーストを1.0キロまでのデーターとし その分目盛りを細かくすることもできるようです。 ブーストは最低0.5、最大1.2までプライマリとセカンダリ別々に設定できます。スピードリミッターはキャンセルされますがブーストと最高回転数については上限を設定できます。アイドリング回転数についても同様です。各設定はリアルタイムに動作に反映されます。アイドリング付近のコントロールは明らかに純正ECUと違い、どちらかというと純正のECUの方が制御がスムーズです。 シーケンシャルの切り替えポイントやリリーフ時間なども変更できます。マフラー交換などで排圧が下がれば 切り替えを若干早めにした方が良いようです。ラジエターファンの動作も変更できます。(共にエクセルショップの専用ソフト必要) 点火時期や燃料噴射量・レブ設定・ブースト設定・アイドリング設定は別売りのコマンダーで変更できます。 F-CONなどと違って車種専用設定ですので他車種に転用は出来ません。また1型から3型は共通ですが 4型と5型以降はそれぞれ専用のPower-FCが必要です。 2000年春頃に 使用しているチップが製造中止になったため 新バージョンになっています。
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説明書からの抜粋(414−Z002 )
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FCコマンダーPower-FCは別売りのFCコマンダーを装着することで純正センサーからの計測データや燃調の設定が出来るようになります。 FCコマンダーでVersionを見ることが出来ます。FCコマンダーのVersionは8.1.3、Power-FCのVersionは1.9.3でした。 水温・点火時期・吸気温度(インマニ)・バッテリー電圧・ブースト・ノッキングレベル・各種センサーからの入力電圧・各種センサーの動作(on/offなど)をリアルタイムに表示できます。ピーク値ももちろん表示可能です。過去10秒間のデータをグラフで表示することもできます。 設定の変更ですがエンジンを始動した状態で自由に出来ます。アイドリング回転数などもリアルタイムに反映されます。 |
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現車あわせ ケース色々ソフト
殆どは2だと思いますが 中には1.とか3.のショップもあります。 手段
5.までされているショップは非常に少ないと思います。助手席にセッティング用の人員を乗せてサーキットを走りまくるわけですが それを許可していないサーキットも多いですし 助手席の方も直ぐに酔ってしまいます。 |
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現車あわせ-私の場合ある有名ショップに現車を持ち込んでApex-Power FC燃調を取ってもらっていました。触媒ストレートを導入するためです。このときの仕様は下記の通りです。燃料ポンプもノーマルです。
本体・セティング料金込みで13万円でした。 午後3時頃電話するとまだ取りかかっていないと言うお返事でしたが 2時間経たない内に店を訪れると既に現車あわせは終了したとのことでした。 現車あわせしてもらい納車されてすぐに気がついたのですが エンジンが冷えていると4000回転以上エンジンが失火して回らないと言う症状が出るようになっていました。ノーマルECUの時には無い症状です。 電話で相談するともう一度やってみるのでもう一度車を預けて欲しいとのことでした。結局2週間以上車を預けて再セッティングしてもらいましたが症状は治りませんでした。 ・・・今思うと、エンジン保護プログラムだと思います。故障とかセッティング不良じゃなくて・・・・。 2000年11月 前置きインタークーラーの導入に伴い R-MagicにPower-FC本体を送り オリジナルデーターに書き換えていただきました。前のショップで現車合わせしてもらったデーターを見てもら見ましたが、全く吊しのデーターでした。 基本燃調マップ・点火時期・加速時燃料増量・水温補正等々Power-FCの出荷時設定のままで何ら手を加えた箇所が発見できませんでした。結局A/F計を取り付けて問題ないのでそれでお終いという状況だったのでしょう。
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R-Magicのオリジナルデーター
色々な店で現車あわせについて伺いましたが コマンダーだけで現車あわせするとか 点火時期は吊しもまま触らないとか そのようなショップが大半でした。 大阪フジタエンジニアリングまで実車を持ち込んで現車あわせをしてもらうことも考えましたが、持込の場合は増額されるみたいで、かなりの値段となり私には無理でした。高速代・燃料代・宿泊費が更に加算されますし.......。 結局R-MAGICにパワーFCのみ送って、データーを書き込んでもらうことにしました。費用は3万円。 吊しのデーターを徹底的に変更すればよいと言うものでないでしょうが、R-MAGICの場合は それなりの経験を積まれており理由あってのことだと思います。 勿論R-MAGICでも現車あわせが一番という意見ですが ブーストアップなら何とかなるだろうと言うことで受け付けていただきました。R-MAGICでも原則的に現車あわせが大前提ですので誤解の無いようにお願いします。 あと追記ですが その後私はエンジンブローさせてしまうことになるのですが これはサーキット走行中の燃料偏りによるもので パワーFCやR-MAGICには関係ないことです。(2001年冬に燃料タンクに対策加工をしました)
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現車セッティング(シングルタービン)2003年2月 シングルタービンに変更したので、あるショップで現車合わせしてもらいました。 2003年3月 美祢サーキットを走ると 燃料の温度が上がった状態で インジェクター開弁率が100%になってしまいました。燃料が冷えていると83%です。(プライマリーのみ660ccに交換) うーん おかしいとツインポンプ使用にして再セッティング(2回目)・・・・しましたが 結局その後動かなくなってしまいました。調査したところ イグナイター・コイルの故障が発見されました。ここまでガレージが多忙なことと 車検も更新していただいたので 3ヶ月かかりました。 2回目のセッティングは イグナイターが壊れた状態でのセッティングでしたし その後マフラーを交換したため、もう一度燃調を取り直していただきました(3回目)。料金は再調整ということで1万円+高速料金。 マフラーをHKSレーシングマフラー(メインパイプ直径100ミリ)からRE雨宮(直径94ミリ)に変更したために ピークパワーは落ちてしまったそうです。しかしエンジンの圧縮が思いのほかよかったので点火時期を少し進めてトルクフルにしていただきました。 また私のBLIZ D-SBCのセンサーが微妙に低めの値を示すことも発覚。BLIZ D-SBCのセンサーでブースト1.1時に 適正なセンサーで1.0になるようでした。A/Fは10.8に設定。その辺を含めて再セッティングして頂きましたが・・・・すげえパワーです。公道では持て余しますね
・・・・・・・・・・・ということでした。 ※その後 エンジンブローしたので 結局パワー測定できず 現車セッティング(常時ツインタービン)その後、常時ツインタービンで復活。 結局、スロットルボディーの組み立て不良があり、奥のバルブが完全に開かない状態でセッティングされていましたので、再セッティング(2回目)。これは無料でした。その後、別にメタリングポンプの配管ミスが発覚するなどあって、出費が重なりました。 結局、この仕様ではサーキットを走ることはありませんでした。
EST現車セッティング(シングルタービン)IHIのRHC7タービンに換装してもらおうと、ESTに搬入したところ・・・・。とりあえず燃圧を純正値に戻されてP-FCを初期化されました。コレで実に調子が良くなりましたと・・・・。 私はその状態で殆ど乗っていないので、確認していませんので、ノーコメントで・・・。 その後すぐにタービン交換の作業に入っていただきました。 今のところ、全く問題ありません。
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