アンダーカバー・コンデンサー加工

1999年8月 アンダーカバーの加工とエアコンコンデンサー(放熱器)の前傾加工をしました。当時利用していた松山のレンタルガレージで作業しました。


アンダーカバーを外すのにリップスポイラーを取り外す必要はありません。

取り外したアンダーカバーです。1型から4型までは共通で2枚のプラスチックボードがピンで留められた構造になっています。

5型以降のアンダーカバーは1枚のプラスチックボードで構成されています。

私のバンパーは5型のものに換装したのでバンパーとアンダーカバーの上側との接続部部分に透き間が空いてしまいタイラップで固定していました。この度 上側そのものを除去してしまおうと考えました。(5型用のアンダーカバーを買えばいいんだけど お金がもったいない)

ただし上側のプラスチックボードを完全に取ってしまうとラジエターの下側に透き間が空いてしまいます。ラジエターを下側ずらして少し立ててみようかとも思いましたが ラジエターの下側の固定部分は車体に溶接されており不可能なようです。

加工後のアンダーカバーです。下に転がっているのは 切り取った上側のプラスチックボードです。

手順は

  1. 上下のプラスチックボードを 力任せに引っ張って分離させます。(ピンで固定されています)
  2. 上側のプラスチックボードを前後に半分にノコギリで切断します。
  3. 切断した前側は不要です。後ろ側はラジエターの下側に接するように元の場所に再度固定します。
  4. 固定は上下のプラスチックボードにドリルで穴を開けてタイラップ6箇所で固定します。
  5. これでバンパーの穴から入った空気がスムーズにラジエターに当たるようになります。

つづいておなじみのエアコン放熱器の前斜加工をしました。

ラジエター前に居座るコンデンサーの固定部分を確認してください。向かって左手側の固定部分はコの字型のステーをはめて前斜加工しました。写真を見ても判るように 上側のL字型の取り付け金具を180度回転して付け直すだけで前斜加工できますが 私のFDはここが異常に堅く外れなかったため ステーを使用しました。

右手側の取り付け部分も同様にステーを使用して前斜加工します。

前斜加工しすぎてエアコンのパイプがアンダーカバー右横側に干渉するようになりましたので 干渉するアンダーカバーの部分をノコギリで切り取ります。

コンデンサーの前側にもエアコンのパイプが走っていて それもアンダーカバーに干渉するので その部分はパイプをひねって曲げてしまいます。

以上 1から2時間程度で作業可能です。馬をかまして車の下に潜って作業する場合は ちょっと大変でしょうね。

あと使用するステーは 取り付け時に自分で折り曲げて 適当な長さに加工した方が良いと思います。市販品には角度・長さなど適当なものを見つけにくいのでは?

エアコンの効き具合は あまり変わりないように感じました。上記の加工(小細工)で水温はかなり下がります。しかし夏場のサーキットでは結局オーバーヒートするので根本的にはラジエター交換をお勧めします。