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YAMAHA NS-1

発売時 非常に評判が高かったスピーカー。
雑誌の賞なども、総なめした記憶があります。
クラシック用としては、侮れないスピーカーです。

65,000(1台、1988年発売)


設計陣はNS-05などと共通。
共に高く評価されています。
ウレタンのクリア塗装のみとシンプルな仕上げですが
非常に美しいキャビネットです。


ソフトドームツイーター
綿 をベースにフェノール樹脂を浸透させて構成されている。
保護ネットがないので、破損や変形しているNS-1が多い。
このNS-1は無傷(随分探しました)


ウーハー振動板
半透明な素材で、珍しい。
マイカ混入のポリプロピレンと、素材はオーソドックス


裏板も付き板が貼られている。
密閉型で、ツイーターにはレベルコントローラーが設置されている。

 


スピーカー端子は、可も無く不可もなく・・・というところ。


ネジを外すと裏板を取り外すことが出る。
ユニットを内付けにする為ですが、
ユニット外付けで、裏板を接着するのと
ユニット内付けで、裏板をネジ止めにとどめるのと
どちらが音質的に有利なんだろうか・・・?

キャビネット内部には吸音材がギッシリ充填されている。
少しチクチクするミクロンウールのようだ。


ネットワーク
裏板にパーチボードのベースを貼って
その上に設置してある。
ウーハー・ツイーターともに、オーソドッックスな-12dBのネットワーク
ウーハーは電解コンデンサー
ツイーターにはMPコンデンサーが使用されている。


裏板に設置されているレベルコントローラー
カバーはプラスチック製


スピーカー端子裏


補強材はない。
隅木が所々に入っている程度。

黒いものは、樹脂〜プラスチック製で
ホッチキス(?)で所々本体に固定されている。
キャビネットの振動を殺す工夫だ。
キャビネットを積極的に鳴かせる設計ではないらしい。


ユニットは内側からビスで固定。


ツイーター
JA0586


ウーハー
JA1610


サランネットのフレームはプラスチック製


置くところが無いので、SX-900の上に設置。
もちろん良く無いことは承知している・・・。


もうスピーカー 置く場所がない。


アンプはパイオニアM-90aに接続
CDからはプリアンプを使用せずダイレクトに接続。
M-90aの可変入力のボリュームが比較的良質なので
このようなことが出来る。
SX-F3も、このアンプに接続されていて
切り替えて個性を楽しむことが出来る。

音の感想はこちらを参照してください。

 


ツイーター軸上1メートルの特性。


3メートルのリスニングポジションでの特性。

最終更新日  2010年6月17日

 

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