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自作ラック(1)

最終更新日  2006年7月13日

高価なラックは 買う金がないので自作。しかし細かい図面を引くのもめんどくさい。

そこでホームセンターで15ミリのシナ合板を単純に6分割してもらった。
寸法は指定せず”6分割してください!!”こりゃ簡単。
2枚ずつ張り合わせて 30ミリの底板 天板 中板(?)になった。

あとは側面の部分。
要は支えられたらいいので 長さ3metreくらいの無垢の柱状の木材を選択。
これを柱として必要な長さにカットしてもらい終了。
カット部分が非常に少ないのでパネルソーを操作する回数も少なく精度は出ていた。これを持ち帰り釘と水中ボンドで組立。


側板は柱を並べた状態になるのでスリットが出来る。放熱にはこのほうが好ましいだろう。

塗装は水性ニスを選択したが乾燥が遅く大失敗。もう完成して数ヶ月経過するが いまだにオーディオ機器の足がニスの粘着力でラックにひっついてしまう。

音質的には好ましくないのは承知しているが、移動を簡便にするためにキャスターを底板に取り付けた。材料費は木材だけで5500円くらい。

 

自作ラック(2)

目標:2000円でラックを作る!

 

オークションやらハードオフで集めたオーディオ機器が増えてしまい、ラックに収納できなくなってきたので、2台目のラックを製作することにした。
強化ガラスや集合材などの素材も考えたが、1台目のラックと重ねて使うことも考え、一台目と同じ手法で2台目の製作した。今回はさらに製作費用を抑えるため 11.5ミリのコンパネ(コンクリートパネル)を使用。この手法はサブロク規定サイズの合板を単純に6分割して使用するので、合板の厚みも自由だし木材の種類も自由に選択できる。

     
     



単純に6分割すると大きさが600×450になってオーディオ用として丁度良いのである。
11.2ミリのコンパネの価格は797円と激安! 前回使用した15ミリのシナ合板は4000円以上した記憶がある。
コンパネといっても、表面はシナ(?)が貼れており、外見はシナ合板と全く遜色ない。ただし裏面の外観は悲惨なので、裏側同士を張り合わせる必要がある。 またシナ合板などと違って反りが強いため、その意味でも2枚以上を張り合わせて使用する必要がある。


もちろんコンパネでも少し高い製品も存在する。

柱の部分(側面の部分)は、1台目と同じ材木を使用する。幅14センチ・奥行き4センチ・長さ3メートルの無垢の木材で、デメンションランバーという名称である。これが1本1000円程度。カエデのように硬い材木ではないが、縦方向で使用するので強度は問題ない。今回は20センチを6本、30センチを6本とした。これで丁度3メートルである。4メートルの規格もあり、それでも1050円だった。



コンクリートブロックなどを柱にしても良いが、幅は5センチ以下のものしか使用できないし、機材を入れる際に、擦過して傷つく恐れもある。ブロックの中に小石やら吸音材を詰めるなどの対策も必要で、結局材木を使用するよりコスト高である。これで材木の合計金額は 消費税込みで2000円程度。格安のラックだ。

カットは、購入したホームセンターでお願いする。パネルソーでカットして頂くが、0.5ミリ程度の誤差は出てしまうのが残念。


車で持ち帰り早速組み立てる。



写真の工具は すべて100円ショップで購入したもので、十分実用になる。


接着剤はこんな感じで塗布


板を張り合わす工程では このサイズでも、クランプなりタガネで最低8箇所は固定必要。
4スミの固定だけなら、確実に隙間が出来て接着不良になる。CDプレーヤーはオモリとして使用。


3枚の棚をすべて接着したところ。
上に載っているパーツの製造メーカーがわかる方は車オタクです。間違いなく(笑)。


仮組みして柱を接着する。

棚板と柱の直角が出でるように微妙に調節して、一気に8本の柱を接着してしまう。


塗装のことを考えて 真ん中の板はまだ接着しない。
6本柱の予定であったが、あとでも追加できるので とりあえず4本で製作した。
ここまでの製作時間 乾燥の時間を含めて3時間程度。載せている物品の総重量は約100キロ。


2時間程度で接着剤は乾燥。

これ以上組み立てると、塗装が困難になるので ここで一時ストップする。

 


つい嬉しくて機材を仮設置してみました。
材料費2000円でこのルックスはC/P高いでしょ(自画自賛)

柱は20センチ・30センチとしたが、23センチ・27センチくらいの方が良かったかもしれない。蛇足だが、ソニーのアンプは非常に発熱が多いので、アンプの上に5センチくらいの空間は必要。

棚の板厚が23ミリとやや心もとないが、+1760円でコンパネを2枚追加すれば、板厚69ミリなんてお馬鹿なラックが出来てしまう。(笑)
或いは棚の上に10ミリ程度の金属板や御影石を敷くのも良いだろう。異種材料同士の摩擦によって そちらの方が振動に強いラックになるだろう。御影石は大きめのホームセンターで数百円〜2000円くらいで売られている。鉄板やステン板は、ホームセンターや東急ハンズで購入するとバカ高いが、鉄工所や看板屋に直接頼むと格安で手に入る。

 


裏側はこうやって補強を追加してもよい。


ちなみに6本柱にすると こんな感じ。ルックスは6本柱の方が 良さそうですね。 これで1日目は終了。

2日目
気が変わって買ってきてしまいました>追加のコンパネ(+880円)


以前のラックの上に仮組みしてみます。
如何ですか?棚板の厚み 69ミリ・・・・アホ過ぎる。
下手なコンポだと コンポより棚板の方が厚くなりますね


脚は結局6本脚にしました。(塗装中)
水性ニスでシコシコ塗装中。

2日目はここまで

3日目

やり残した塗装を終えます。
サンダーやカンナは使用しませんでした。めんどくさいので・・・・


 

 
機材は仮設置です

 

 
この配置だとSONYのTA-F555ESLは熱でダウンしてしまう。
他のアンプは問題なし

 

自作ラック(3)

もう機器が増えすぎて・・・・
3つめのラックを製作することとした。
サイズはラック(1)ラック(2)を合計したサイズとした。
構造や材質はラック(2)と同じ


柱になる部分 デメンションランバーをカットしてもらう
今回は大きなラックなので 4メートルのデメンションランバーを使用した。

コンパネは2枚使用した。これで木材の代金は税込みで2600円くらい
あとは接着剤450円


ラックの間隔は 25cm-25cm-25cm-30cmとした。
コストダウンのため今回のラックは4本脚である。


ラック(2)と同様に各パーツは意図的に固定していない。
これによって板厚のアップや幅の組み換えが後ほど可能になる。

こんなにひねって使う人はいないだろうが・・・・


キャスターは60キロの加重に対応するものを選択。
240キロの対応で十分だろう。これが4つで2000円以下

 


はい 完成〜〜〜〜

 

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